マンション大好き

「マンション標準管理規約」の見直し

2010yuu

もう2週間くらい前になるけれど、テレビをつけていると、キャスターが、マンション管理組合の話題をしていた。

朝だったのでじっとテレビの前に座っていたわけではなく、途中からしか気付かなかったけれど、役員の成り手がないため、国土交通省が管理組合の役員資格を見直し、住んでなくて貸している場合も、また賃貸で入っているマンションでも理事会の役員にならなければいけなくなる、といった論調だった気がする。

同日朝日新聞でそのような内容の記事が出ていたための話題だと思うが、確かに今現在国土交通省では、「マンション標準管理規約」の見直し作業が行われている。
しかしまだ「マンション標準管理規約」の改正内容が決定しているわけではない。
これからあと3回の会議とその間にはパブリックコメントの募集もある。

それに、新聞記事とテレビの話題では、管理組合役員の成り手がいないから、住んでいなくても、また賃借人(借りて住んでいる人)も役員になってもらうということに話題が集中しているが、今回の「マンション標準管理規約の見直しに関する検討会」で検討していることはそれだけではない。大きく分けて、

1、総会における議決権の取り扱いの適正化
(白紙委任状や、記載のない議決権行使書の取り扱い、代理人の範囲など)

2、理事会の権限の明確化・適正な体制の確保
(ここで、理事のなり手不足の話題が入ってくるが、そのほかにも、法人が区分所有者である場合の役員資格をどう考えるかなど)

3、管理組合による適正な管理の推進
(長期修繕計画の見直し期間の問題、「マンション標準委託契約書」と整合性を取り緊急時の専有部分立ち入り請求権の問題、新年度予算成立までの会計処理規定の問題など)

4、多様なマンション形態に対応した管理規約のあり方
(現在「マンション標準管理規約」は、単棟型と複合用途型(住戸と店舗、両方が混在するマンション、いわゆる下駄ばきマンション)、団地型(一つの敷地に複数の共同住宅が存在する場合)が用意されているが、団地型や複合用途型は、いろんな種類がありそれをどう標準として示すかということ)

等が検討されている。

「現に居住」しなくても役員から逃れられないという点はともかく、賃借人が理事に就任する件については、議事録を読めば、批判的だったり限定的に解釈する委員がほとんどのようだ。
そもそも最終的な責任は何もなく、経済的負担もない賃借人にマンションという財産の維持管理の判断を任せるということについては私もかなり異質なものを感じる。

それに「マンション標準管理規約」はあくまでもモデルであって、法律ではないのでそれに従わなければいけないということはないし。

センセーショナルな記事に踊らされて、管理組合の方々がまどいませんように。

それにしても、今年初めまで私が所属していたNPO法人のモデル規約では、ずいぶん前から、今回会議の議題にあがっているような内容はすでに取り入れていた。
その先見性と、マンション管理の実態把握力はさすが、すばらしい。

えらい!

投稿日 2010年10月15日(金) PM 7:07

タグ

コメント

※コメントするにはログインしてください。

トラックバック : http://www.mfujino.com/20101015589.html/trackback/
マンション購入のお手伝いから、管理のアドバイス各種資格試験の取得講座と、マンションの事ならお気軽にご相談ください! マンション管理士事務所ふじの 〒810-0041 福岡県福岡市中央区大名2丁目10-4 シャンボール大名D-805 TEL:092-791-5501
ページトップ

サイトマップ

© 2018 マンション管理士事務所 ふじの  マンション管理士事務所ふじの RSS